時代遅れな校則①:三つ編み禁止、ツインテールは!? 学校の常識=非常識
世にも奇妙な職員会議
タイトルの通り、本校では三つ編みが禁止である。理由は、個性が出てしまうからである。先日年度末の生活指導部の会議で、ツインテールはOKかどうか約30分の話し合いが持たれた際には、これは世にも奇妙な物語の1シーンなのではないかと思ってしまった。結果はもちろん、NGである。
学校教育の指針とは
全員が同じ規則に従い、出来るだけ同じ装いをし、成績に関しては全員が”オール3”を目指す(本校校長及び教育委員会の方針)、これが2021年現在の教育現場の状況である。
学ランのボタンが1つ留まっていない生徒は、犯罪者であるかのように見られ怒鳴られる。ここは戦中か?とも思ってしまう。
過去の常識=非常識、現在の校則は、電話もない頃に作られた
そして怖いのは、先生方はそれが完全に正しいと思い指導をしているという点である。そのようなことは、学校内では”常識”だからである。しかし、常識とは何かと考える教員はいるだろうか。現在の校則の原型は1873年に文部省が制定した「小学生徒心得」と考えられる。ちょうどグラハム•ベルが電話機を発明した時期である。その当時の校則が、中学生ですらほぼ全員スマホを持っているこの現代で適用されているのである。そしてそのスマホでのネット取引で何億ものお金が動かせるこの時代、要するに明治時代の校則を”常識”として押し付けるのは実は”非常識”なのである。こういった変化に対応していけない日本の教育では、この激動の時代を生き抜く知恵を子供達に授けていくことは不可能だろう。そういった課題についても、今後このブログ内で議論していきたいと思う。